お久しぶりです、夏目です。

結論から言うと、警備の仕事で花火は観れなかったよ。
理由は、観るとめっちゃ目立つからです。
歩行者誘導しなきゃいけないのに空を見上げてるのおかしいからね……(冷静)

花火大会って、見る側からすると、
「屋台!花火!人混み!」
という楽しいイベントですが、裏側では大量の人を安全に動かす仕事があります。

ぶっちゃけ花火の警備って、
「ケンカとかのトラブルさえ起きなきゃ、立ってるだけで暇なのでは?」
と思う人もいると思います。
私も80%くらいそう思ってました。
でも実際にやってみると、周りの状況を見ながら、人に声を掛け続ける仕事でした。

今回の記事では、実際に花火大会の歩行者誘導警備をやってみて分かった、
・花火大会の警備(歩行者誘導)はどんな仕事なのか
・踏切で起きた危険ポイント
・一番忙しい時間帯
・小学生男子の素直さに感動した話
・花火を観れるかどうか問題(観れない)
など、実際に現場に入ってわかった“花火大会の裏側(ちょっと大げさ)”を書いていきます。

【仕事内容】花火大会の歩行者誘導はどんな仕事?踏切担当の役割

私が担当したのは、会場近くの踏切(駅のほぼ隣にある踏切)でした。

踏切の警備(歩行者誘導)では、踏切四隅の歩道に警備員が1人ずつ立ち、計4人で1チームになります。

やることはシンプルで、
・歩行者が車道にはみ出さないよう誘導
・自転車の押し歩きお願い
・踏切内で立ち止まる人への声掛け
・危険な行動をする人への注意
などですね。

「立ってるだけで暇なのでは?」
と思う人もいるかもしれませんが、
踏切は“人が予想外の行動をしやすい場所”なので油断できません。

しかも警備員は配置場所から勝手に動けないので、
“見回るふりしてブラっと移動”
みたいなことはできません。
その場でひたすら歩行者を見守る仕事です。

ちなみに、車については途中からほぼノータッチでした。
踏切の警笛が鳴り始めたら急いで発進して突っ切るドライバーがそこそこ居まして、
「これはいいのか……?」
と最初は思っていました。
警笛が鳴った時に「待ってくれ」みたいな軽いジェスチャーをしていたんですが、途中から上司の人に、
「車は見なくていいよ」
と言われました。
なので途中から車は見ず、歩行者誘導に集中していました。

【一番ヤバかった瞬間】踏切の途中で花火を見始める人がいた

一番ヤバかった瞬間はこれです。

踏切を横断中の歩行者が、
花火が上がった瞬間に立ち止まって花火を鑑賞し始めたことです。
ビビりましたね。
こんなパターンは想定していませんでした。

いくら踏切の警笛が鳴っていない横断可能な時間とはいえ、
そんなところで風情を感じないでもいいのに、
と思いました。

そして、
「踏切内で立ち止まらないでくださーい」
とめっちゃ声掛けをしました。

あと数歩で安全圏やで?
もうちょっと歩いてください……(切実)

【一番忙しかった時間】花火が終わった後が一番混む。人が多すぎて車道を歩く人が続出する。

20:15に花火が終わり、帰る人が増えるピークを迎えました。
そこから1時間くらいは人がわんさか来ました。

これはもうしょうがないんですが、
同じ時間に同じ方向へ人が動くと、
歩道がキャパオーバーして、自然と車道に溢れる人が結構います。
しかも夜で暗くなっているのと、車も普通に走っているので結構危ないです。

なのでこの時間帯は、
警備員は一番声を出す時間になります。
危ないからね!

多分ですが、花火の警備で一番大変な時間帯はこの時間なんじゃないでしょうか。

【想像】車両通行止めエリアは大変だったと思う。

私が歩行者誘導をしていたエリアは、車の通行止めをしているメイン通りの配置ではありませんでした。

そのため、歩道だけを見ていればよかったのですが、
車両通行止めエリアの担当は、だだっ広い道路を歩く人々を導く必要があります。
恐らく、私のポジションとは比較にならないほど大変だったことでしょう。
(そういう場所は警察官の管轄なのかもしれない。警備会社が担当するエリアじゃないかも?)

まあ、実際にその場所を担当したわけではないので完全に想像です。
ただ、警備員は配置場所によって仕事内容が全然違うんだろうな、というのは感じました。

【プチ発見】小学生男子はめっちゃ素直。チャリの押し歩きをお願いすると100%降りてくれて「はーい」と返事もしてくれた。

日本の未来は明るいぜ、というお話です。

花火終了後は、会場から帰る人でかなり混雑していました。
そのため、自転車で来ている人には歩道に上がってもらった上で、押し歩きをお願いする状況でした。

ちなみに警備員には強制力はありません。
「自転車から降りてくださーい」
ではなく、
「自転車から降りて歩行をお願いしまーす」
という感じで、お願いベースの声掛けになります。

ただ、私は半年間ニート生活をしていたせいか、『おしゃべり力(りょく)』がカスです。

「自転車から降りて歩行を……」
(ここで一回詰まる)
「……していただけると助かりまーす」
みたいな、若干変なお願いの仕方になっていました。

そんな感じの微妙な声掛けだったんですが、
意外にも素直に対応してくれたのが小学生男子たちでした。

定期的に自転車に乗った小学生男子が通るのですが、声を掛けるとほぼ全員が、
「はーい」
と返事をして、自転車から降りて押し歩きをしてくれました。
これ、地味に感動しました。

無視されてもおかしくないですし、
面倒くさそうな反応をされても仕方ありません。
それなのに、ちゃんと返事をしてお願いを聞いてくれる。

私の小学生の頃の周りの男子連中の民度が悪かっただけで、これが普通なんでしょうか?
この普通は「偉大なる普通」ですよ。マジで。

花火を観れるかは配置の運ゲー。あと、堂々と観ているとかなり目立つから(あまり)観れない。

花火が見えるかについては、「配置される場所」の運ゲーです。

私は運がなかったので、
高く打ち上げられた花火以外はあまり観れませんでした。

実際のところ、正直に言うと、花火はチラチラ横目で見ていました。
ただ、配置された場所がイマイチで、高く打ち上げられた花火じゃないと観れませんでした。

ここが警備のジレンマですね。
会場に近いほど警備員の必要性が上がるので警備の仕事がある。
けど、
そうすると建造物や木々で見えないポジションがある。
ということですね。
(まあ、警備に限ったことではないでしょうが)

警備中は、
「あなたはここで誘導をしてください」
と指定されるので、自由に動き回れません。

私は会場の最寄り駅近くの踏切を担当していました。
踏切の歩道側の四角に1人ずつ立つので、4人で1チームです。

「見回るふりしてブラっと移動して花火をチラチラ鑑賞しちゃおう作戦」
はできませんでした。

そして、花火を堂々と観るとめっちゃ目立ちます。
何故なら、歩道を見ているべき人間が空を見ているから。

花火があがる前までは、
「ちょっとくらい……観ててもバレへんか!」
と内心思っていました。

しかし、いざ始まるとこれが難しいことが分かりました。
花火をちゃんと見ようとすると、当然ですが首が上を向きます。
でも、上空には歩道も歩行者もいません。
「あいつ何花火観てんだ?」
というのが一発でバレます。

なので、左右を見る動きの中で、
目線だけをチラっと上に向けて、3秒くらいだけ盗み見ていました。
風情も何もあったもんじゃねえですね。

【まとめ】花火は観れない。ただ、花火大会の空気は味わえるのは良き。配置は運ゲー。

警備の仕事自体は15時過ぎにはじまり、22時くらいに終わりました。
トータルで1時間くらいは忙しかったですが、配置のおかげかそんなに苦痛じゃなかったですね。

花火の歩行者誘導は、
「やって良かったなぁ」
と思いました。

どうせ一人で花火を観に行っても、なんか寂しくなりそうですし、
かといって花火がまったく見えない建物の中で、花火の音だけを聞くというのも寂しいですし。(転職前の状態)
「花火大会の会場で働いてて、花火観れなかったわ~!」
みたいな変な言い訳ができるのも、個人的には面白かったです。

あと、花火に行く人・帰る人というのは、基本的に仲がいい人が多かったです。
楽しそうに歩くカップル。
家族で休みを満喫するために出かける一家。
友達同士でわちゃわちゃ笑いながら歩く人たち。
不機嫌だったり、キレている人はほとんどいませんでした。

仕事が始まる前には、
「酒飲んでるヤバいやつがいたら怖いねぇ」
という話をスタッフ同士でしていました。
しかし、今回はそのような人はいませんでした。

野球やサッカーと違って勝ち負けがあるイベントでもないですし、
何か競争をするイベントでもありません。
花火を観たら風情を感じて、いい感じの気分になる人は多いんじゃないでしょうか。
数あるイベント警備の中でも、
「みんなが気分上々になっているイベント」
って花火大会なんじゃないでしょうか?
……まあ、他のイベント警備を全部経験したわけではないので知りませんけど!

というわけで、
花火大会の歩行者誘導業務は、機会があればまたやりたいですね。
イベント警備に興味がある人には、花火大会はおすすめですね。

ただし、
花火をしっかり観たいなら客として行くべし!

以上!

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